レポート関連API
登録された測定データに基づいて、レポートを作成します。
レポートのポリモーフィズム
ポリモーフィズム(Polymorphism、多態性)とは、プログラミング言語論で特に論じられる概念で、前後の文脈に合わせて処理結果の出力方法にバリエーションを持つことを意味します。
例えば、地震計のデータを管理するサービスがあったとして、
- 数値の羅列として取り出す
- 波形グラフとして取り出す
- レポートPDFとして取り出す
などのように出力形式をサービス側で加工してくれれば呼び出すアプリケーション側の負担が大幅に減らせます。
RADIREC WSのポリモーフィズム
RADIREC WSでは、いったん投入されたデータはトークンを用いて確定することができ、
- 数値の羅列として取り出す
- レポートPDFとして取り出す
ことができます。以下に、そのためのAPIを示します。
API - 数値テキスト
URL | GET /download/values/{トークン}.json |
---|---|
与えるパラメーター | jam:ジャミングコード |
戻り値のMIME type | application/json |
戻り値 | トークンで指定した検査の、テキストデータ |
URL | GET /download/values/{トークン}-cmap.json |
---|---|
与えるパラメーター | jam:ジャミングコード |
戻り値のMIME type | application/json |
戻り値 | トークンで指定した検査に当てられている、カラーマップのテキストデータ |
API - レポートSVG
テンプレートに基づいてSVG形式のレポートを作成します。
測定データ + レポートテンプレート = レポート
URL | GET /report.meme/_template/RH064-003v.svg |
---|---|
与えるパラメーター | jam:ジャミングコード |
戻り値のMIME type | application/xml+svg |
戻り値 | レポートの雛型SVG |
SVGのレポートテンプレートの実体は文字列であるため、原稿中にある文字列を測定データに置き換えることで、データを記載したレポートを得ることができます。
チャート中には色付けが必要になりますが、これは事前に定義されているカラーマップを適用してカラーコードに変換したものを同様に文字列置換により実現しています。
GET /..../kensadata.meme
検査データを取得します。
メソッド | GET |
---|---|
URL | /{table}/{ID}/{Date1}/{Date2}/{format}/{option}/kensadata.meme |
項目 | 値 | 説明 |
---|---|---|
table | studies / values | 検査一覧か、測定値かを指定します |
ID | 患者あるいは検査のID | |
Date1 | 検査日時 | 指定しない場合は全範囲 |
Date2 | オプション日時 | 指定しない場合は全範囲 |
format | json/md/html | 出力形式 |
option | yes/no | 値にリンクをつけるか否か |
解説
tableについて
{table}にstudiesを指定すると検査一覧を得ます。 valuesを指定すると検査データを得ます。
Date1/Date2について
formatについて
html
HTML形式でデータを出力します。
json
JSON形式でデータを出力します。
md
Markdown形式でデータを出力します。
例
日時範囲を指定して、検査の一覧を得る
API - レポートPDF
API: データアクセス