Skip to main content

RADIREC API V7 (2023)

RADIREC API について説明します。

概要

RADIRECサービスは、Web REST API (Web通信を基本とするデータ交換規約)に基づいて、被ばく線量のデータ管理を実現します。 RADIREC APIは、対応するすべてのアプリケーションから人手を介さずにデータの入出力が行えます。

基本的な操作と、動作確認を目的としてWebブラウザからの操作に対応するユーザーインターフェースを用意しています。

基本機能

RADIRECサービスは以下の基本的な機能を提供しています。

  • 検体番号の発行
  • 測定データの登録
  • 測定データの参照

API通信の基本フロー

以下にAPI通信の基本フォローしにします。

  • 検体IDはユーザー側で指定することもできます。現在のバージョンでは施設はアクセスしてきたIPアドレスで識別し、同じ検体IDが指定されても別の組織からのものとして扱います。

扱える測定データ

フォーマット解説
XLSMicrosoft Excelで使用するデータフォーマット
DoseACE(株)千代田テクノル製の線量計スキャナ、DoseACEが出力するデータフォーマット

使用する標準規格について

名称どのようなものか基準規格
SVGインターネットでやりとりされる画像のための規格の一つです
JPEGインターネットでやりとりされる画像のための規格の一つです
PDFインターネットでやりとりされる画像のための規格の一つですPDF 1.3
DICOMインターネットでやりとりされる画像のための規格の一つですNEMA DICOM 3.0
WebUSBWebブラウザから直接USB機器を制御するための規格。ブラウザが手元のUSB機器を制御できる機能です。

API設計においても「逆ポーランド記法」

API設計においても、前述の逆ポーランド記法の考え方が用いられている場所があります。これは元データを表すURLをまず定義した後で、処理が連結されるように定義されることを意味します。

具体的には、元データの参照に

http://サーバー名/エンドポイント/データ.csv

とした場合、これに対する処理Aは

http://サーバー名/エンドポイント/データ.csv/A

のように記述。さらに処理Aの結果に対する処理Bを定義するときは、

http://サーバー名/エンドポイント/データ.csv/A/B

とするものです。

現在のバージョンでは実際の逆ポーランド記法のようにその場で加減乗除を加えるものではありませんが、処理の流れをURLにおいても把握しやすくするためにこのようなガイドラインで設計されています。