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RADIRECについて

RADIREC.™(ラジレック)とは、画像下治療(Interventional Radiology: IVR)時の放射線被ばく量を測定・管理するための技術です。

IVR時の患者の放射線被ばく量を推定する方法として、面積線量計(DAP)やIVR基準点の空気カーマの値が現在一般的に用いられていますが、これらは患者の被ばく線量を直接表示することができず、また手技の内容によって大きく異なる線量分布を把握することもできません。

RADIREC.システムでは、患者は小型の蛍光ガラス線量計を多数(60個以上)取り付けた、皮膚密着素材の装具を着用してIVR治療を受けます。治療後にこの蛍光ガラス線量計の値を読み取ることで、患者の体表上の被ばく線量分布図を表示し、結果を保存、通知するシステムです。線量データは自動的にデータベースに蓄積され、必要に応じて過去のデータ閲覧したり、積算や統計解析したりすることができます。

RADIREC. Webサービスでは、大量のガラス線量計の測定値から瞬時に線量レポートを作成し、医師に通知することができます。本サービスはオフラインでも使用できますが、出力されるレポートはPDF形式とDICOM形式に準拠しているため、院内での一括線量管理やHISへの出力も可能です。

RADIREC.は頭頸部IVRと心臓IVRに対応しています。

RADIREC.™は独)放射線医学研究所と(株)千代田テクノルの登録商標です。

RADIREC標準レポート

RADIREC.™は、大量の数値データが得られますが、これをそのまま情報として共有するには不便であるため、カラーリングされたレポートのフォーマットを決めています。 当サイトでは、データを受け取って、このレポートを自動的に作成することにより、フォーマットの統一性の維持、最新版への迅速なアップデート、レポートカラーリングの手間の削減を実現しています。

また、レポートは文書データとして広く普及しているPDFに対応するとともに、医療画像の標準規格であるDICOMに対応することでRADIREC.™の導入に伴う投資が必要ありません。