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はじめに
ここではソフトウェアの構造について説明します。
ソフトウェアは一般的にインタープリター型とコンパイラー型に分類されます。
コンパイラー型はMicrosoft Excelのように特定のプラットフォーム(この場合はMicrosoft Windows)の上で動作するもので、コードのほとんどがバイナリコードになっています。実行速度では有利ですが、コードのメンテナンスの負担が大きいのが欠点です。
対して、インタープリター型はコードはバイナリ変換されておらず、スクリプトと呼ばれるコードで記述されます。ユーザーの方で変更することができるメリットがある半面、速度的なオーバーヘッドがあり、大量のデータを処理する業務には向いていません。
RADIREC WSは、アプリケーション層と呼ばれる、アプリケーション側のコードはすべてインタープリター型になっています。
- OSとPerl処理系はバイナリコード
- Perlの上で動作するミドルウェア(ComKit)はPerlスクリプト
- ComKit上で記述されているRADIREC WSもスクリプト
実行効率の低下と、カスタマイズのコストを最小限に抑えるため、ミドルウェアは逆ポーランド記法を使用するシステムになっています。
ここではプログラミング上必要になる場合を想定し、逆ポーランド記法についての説明をします。